「親方」爆誕!

一昨日より正式に「親方」と呼ばれる人生を歩み始めたワタリです。

即興パフォーマンス集団「:D(コロンディー)」というチームの親方をすることになりました。

親方って?そもそも「:D」ってなに?

のっけからたくさん説明が必要な文章でごめんなさい。説明をば。

:Dとは?チームの歴史をとなりで見てた目線

:Dは東京で活動している即興チームです。もともとロクディムの母体となった「東京コメディストアジェイ」のメンバーもいたり(ワタリのお嫁さんのツマミちゃんもいたり)して、もともと親交があったんですね。

で、ロクディムとはまた違うテイストで頑張っていて、ずっと原宿クロコダイルというライブハウスでライブしていたんです。

しかし、結成してから色々あってメンバーがどんどん抜けていく。

それはもう1年経るごとに1人抜けるという感じで。

結成当時は9人いたメンバーが現在はほぼ4人。ほぼっていうのは今もまたいなくなりそうなメンバーがいるという(笑うしかない)

そもそも1人の熱い想いがあってのチームっていうよりも、皆、「呼ばれたから集まった」という特殊なシチュエーションだったというのも大きいだろうなと。

だからよくぞ4年もやってきたという感じでもある。

でも誰もそこにたいして責任を取れない状況になっていて、このままだと腐っていくことは目に見えていた。

まぁよくあるチームの始まりと終わり。

それはそれであり。

なんですけどね。

ツマミちゃんがいたということもあり、誰よりもチームじゃないのにチームのことを聞いていた立場からすると、なんかヤキモキする部分があったんです。

なんなんだよと。

贔屓目でなくとも「面白い」ことを即興でできるメンツなんです。

そういう人達ってなかなかいない。

しかし誰もメインでハンドルを握らず、そうすると良い時は良いけど、少しの歯車が狂ったらそれだけでどんどんダメになる。

そして、色々理由をつけて(「合わない」とか「聞いてくれない」とか)抜けていく。

そして今は、それでもなんとかこのチームでやっていきたいんだって思っているメンバーが残っている状況。

例えばね

北極の厚い氷の上で、楽しいことをやっていた仲間たちだとして。(なんで北極なのか?ワタリにもわからない)

あるとき1人が突然我に返る。「あれ?これってどこに進んでるんだっけ?」

最初に遊ぼうといった1人が言う。

「なんかバカバカしすぎてしらける。寒いし。なんか合わないし」

といって違う氷に離脱。

そこから他のメンバーも「なんかどこに進んでいるのかわからないし、言っても言っても聞いてくれないから」っていって違う氷に離脱。

「おれ、もっとちゃんとした安定した氷の上にいたんだよね。その上で自由に踊りたい」
っていって、似たような氷にいって、かつ、踊らず寝てる。

「いや、そもそもめっちゃ面白かったのにー!」

って残っているメンバー。

皆、面白い人達だったんだけど、抜けていく。

ただ、抜けたことが悪いわけでもなく、やりきれる環境でなかったというのもあって、誰も悪いわけでないのに、どんどんダメになっていくのを、隣で見るという地獄を勝手にワタリが味わっていたわけです。

隣でみていると「もう少し伝え合えれば」とか「もう少し思いやれれば」というような些細なことなんですね。でもこれがなかなかできなくなるっいうのもよくわかる。

ただ、そのちょっとのミスコミュニケーションや諦めの早さによる才能の持ち腐れを見て、その才能を腐らせているのは他でもない自分の性格だったりこだわりだったりしているのが、なんとももったいないなぁとヤキモキ(勝手に)

できるなら「こっちに行こうよ!」って言うだけでなく、すこしでも手を海中にいれて漕ぎ始めていたらまた話は変わったのかもなぁとか、近くで聞いていて思う。でも海の中に手を突っ込むって怖いもんなぁと。冷たいし。

頼まれてもいないのに、近くで聞いたり考えたりしていたんです。

プライドを捨てた言葉が響いた

そんなおり、今年の最初。

「ワークショップをお願いしたい」

と頼まれました。

3日間のワークショップでした。

1日目開催したのは1月?だったのかな。

やってみると、やはり面白い。

遊ぶっていうのが根付いている。

だけど、チームとしては風前の灯。

1日目のワークショップが終わったあとの飲み会。

「ワタリさん、このチームをなんとかしてくれませんか?オーナーになりませんか?」

というようことをトシシがいった。

これを言うっていうのは、彼からしたらもうなんか、プライドとかいろんなことをかなぐり捨てて発言したんじゃないかと思う。

なんとかやってきた。でもどうにもならないって悟った。

だからもう頼るしかない。

氷の上で叫んでる。

とにかくその叫びはワタリの心に響いた。

オーナーっていう響きの面白さに乗ったというのもある。

じゃあひとまず依頼をされている3日間はおもいっきり関わってみようと思った。で、3日間は驚くほどあっと言う間に過ぎていきました。

その時間を超えて、ウェブの新しいたちあげ、メンバーそれぞれの想いを語ってもらい拾い上げて見える化して、アイディアを出して、実行するにはどうする?を考え、しまいにはスケジュール調整までする。

なんでこんなに頑張れているのか?

抜けていった人たちに対するふざけんなって想いもあった。

また必要とされているということがワタリにチカラをくれたのも大きかった。

それは今ワタリがいなかったらこの子死んじゃうやんっていう親みたいな気持ちだったように思います。

だから、なんか色々行動できた。

それにプラスしてコロナがやってきた。

コロナの時代がやってくる前は「5/9に開催する原宿クロコダイルでのライブを成功させる」ということだけでした。

しかし、コロナがやってきた。

ただライブをすることが困難になってきた。

いろんな環境が変わってワタリも余裕がなくなったりもした。

その中で「今何ができるのか?」ということを問い続ける毎日。

ロクディムとして、そして:Dでもなにができるのか?を考える。

コロナはあっという間に「ライブハウス」のイメージを変えてしまいました。

ワタリは数年前から「ライブハウスで即興をしたい」と思って活動し、たくさんのアーティストとの交流があった。

その大事な場所がいま、危機的状況にある。

とくに原宿クロコダイル。

今のワタリがあるのは間違いなくクロコダイルがあったおかげ。

その想いと:Dの活動がリンクしました。

ということで立ち上がったプロジェクトが

【CROCODILE AID】
原宿クロコダイルが未来につながるように今すぐ買える「未来に原宿クロコダイルで乾杯する券」を購入しその売上を全部クロコダイルへ。
今売上がなく明日にも潰れてしまいそうな状況にあるクロコダイルに少しでも現金を渡すシステムです。

詳細はこちら!!

またクロコダイルでもクラウドファンディングが始まりました。

クロコダイルのクラウドファンディングはこちら。

そして:Dのこの活動は新聞にものりました。

もうノリで関われないほど関わったから「親方」に

さぁ、こんなことしているから対して気楽な感じでなくなり、肩書も「オーナー」でなくなんなんだろう?って考えた。プロデュース的なこともしている。コーチング的なこともしている。事務もしている。ディレクター的なこともしている。でも・・ううーん。

と悩んでたどり着いたのが「親方」

親が建築業の社長だったこともあり、なんかそういうイメージがしっくりきたのかもしれません。

調べたら「同じ業の一群の職人・弟子(でし)の技能を導き、また生活の面倒を見て、監督する人・頭(かしら)。」とある。

うん。親方だ。

ということで、ワタリは:Dの親方になったという話。

昨日の:DのYoutube生配信に出演し発表となりました。

かくしてワタリはロクディムの共同主宰して:Dの親方もする人に。

親方としてのクロコダイルエイドへのお願い動画はこちらです。

いまやっていることを全部繋いでやる。やっちゃるよ!!

コロナ時代になにができるんだろう?っていうことをとにかく実行する。

そんな毎日です。

もうとにかく皆、これからも優しくあたたかくお願いしたい。


ワタリ
ワタリのワークショップ「ワタリーショップ」は都内で定期開催。
情報はこのブログ、またはメルマガで配信しています。

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ABOUTこの記事をかいた人

即興遊戯者/インプロバイザー・渡猛(Takehi Watari) 奄美大島生まれ兵庫県育ち。 即興芝居×即興コメディ=即興エンターテイメント集団「ロクディム」共同主宰。 即興で演じ、歌い、踊る1人芝居ライブ「ヒトリワタリ」を全国展開中。 ブロードウェイで最もロングランした1人芝居「Defending The Caveman」を初アジアバージョンとしてハリウッドキャスティングディレクター奈良橋陽子監修のもと、2年間公演を行い好評を得る。 即興(インプロ)ワークショップ「ワタリーショップ」を都内で定期開催。 大学や企業でも即興ワークショップを通して「この瞬間を目一杯感じて、自分を愛し、無我夢中に遊びあい、交ざりあい、笑いあう人間関係を育む場」を提供している。 京都精華大学非常勤講師。