【インプロW.Sブログ】即興に向いている人って

ワークショップの始めに、質問の時間をつくるようにしている。

ただ、喋るとなると、話し手の、いまの気持ちや意気込みを語る会になってしまう(それもときには良いのだけど)、なので「質問」ということにしている。

そうすると、皆の前でする「質問力」を鍛えることにもなるし、その質問に向き合って返すことで、交流が生まれるし、その質問があるからワークショップの内容が変わったりと面白い。

この日でた質問の中で

「即興に向いている人っているのか?いるとしたらどんな人なのか?」というのがでた。

それを言っているその人の状態がどうなっているのか?なんでこの質問がでたのか?

また「向いてる」っていうのが面白い。向いてるってどういうことなのか?

それによって答えが変わっていく。

そこらへんを突っ込んでいきながら、話ししていく。

ある人が「即興は自分に向いていない」と言っていたという。

「向いていない」という段階で向いていないと言うこともできるけど、もう少し考えてみよう。

即興で遊戯することは、皆、赤ちゃんの時、とっても上手だった。

そういう意味では皆、もともとは素質があるんじゃないだろうか?

しかし、いきてる環境でいろいろ変わり、自分の思い込みなんかも手伝って、自分には才能がないとか、向いてないとかいうんだろう。

で、向いてなかったとしたらどうなんだろう?なんだっていうんだろうね?

イチローは野球に向いていたのだろうか?

結果をみたら「向いていた」ということはまちがいない。

でもイチローだったら、なにをしても一流になっていたろうなとも思う。

「向いている」ってとっても客観的な言葉のような。

向いてる向いてない関係なく、それでもやりたかったらやればいいだけのような。

だから、ここで出ている自分で「向いているかどうか」っていうのは、自分の後進を肯定するための言葉なんだろう。

「即興が自分に向いていない」のではなく「自分が即興に向かないようにしてる」だけなんだろう。

そんな話からワークショップがはじまる。

向いてる向いてないでなく、向き合うワークショップ。

Photo by Lisa Wall on Unsplash


ワタリ
ワタリのワークショップ「ワタリーショップ」は都内で定期開催。
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ABOUTこの記事をかいた人

即興遊戯者/インプロバイザー・渡猛(Takehi Watari) 奄美大島生まれ兵庫県育ち。 即興芝居×即興コメディ=即興エンターテイメント集団「ロクディム」共同主宰。 即興で演じ、歌い、踊る1人芝居ライブ「ヒトリワタリ」を全国展開中。 ブロードウェイで最もロングランした1人芝居「Defending The Caveman」を初アジアバージョンとしてハリウッドキャスティングディレクター奈良橋陽子監修のもと、2年間公演を行い好評を得る。 即興(インプロ)ワークショップ「ワタリーショップ」を都内で定期開催。 大学や企業でも即興ワークショップを通して「この瞬間を目一杯感じて、自分を愛し、無我夢中に遊びあい、交ざりあい、笑いあう人間関係を育む場」を提供している。 京都精華大学非常勤講師。