年末、ガォンとの戦い

昨日は友達宅にて遊んでいたんだすが、その家にいるワンちゃんが

男性が駄目らしく、ワタリに向かってガッツリ吠えたんです。

しっかりとワタリに向かって吠えるんですね。

耳が痛くなるほどの音量で、それにワタリの身体も反応して、心臓がバクバクして、じっとりと汗をかくという状態に。

これだよなぁと。

ガッツリと届いてくるなぁと。

対象に向かって、しっかりと届ける。響かせる。

記号のように音だけでコミュニケーションしている人間にはなかなかできない領域だ。

なんて感銘を受けながらも、このままだと可哀想だし、ワタリのほうもストレスだ。

赤ちゃんと動物にはモテる漢。

じゃっかんの切なさも抱えながら、この称号だけは無くしたくない。

そんな思いから、隣の部屋にワンちゃんをいれる友達に

「一度チャレンジさせてくれ」

と頼み、近づくことに。

「結構しっかり噛むからこれ」

と友達がわたしてくれたのはバスタオル。

これを片腕にぐるっと巻いて挑戦することに。

本当はさ、こんなのに頼らずに、身1つで

たとえ噛まれたとしても

「大丈夫。怖くない。ね。怯えていただけなんだよね」

というナウシカ的心境で!やりたいというのがあったんだけど、それで。

部屋にはいる。

ガォンガォンガォン!!!!

もはや「ワンワン」なんて可愛いもんじゃない。ガォン。

あっという間だった。

ワタリの中のナウシカが完全撤退するのは。

ワタリ「だ・・・大丈夫」

もう相手にいってない。ワタリに。自分自身に。

友達がいかに「落ち着いて!」っていってもガォンはとまらない。

ワタリ「大丈夫・・バスタオルがあるから

完全にバスタオルに頼ったワタリ。

バスタオルの腕を差し出し、いい子いい子してみる。

ガォンはいぜんガォンのまま。

ワタリの腕は気にしていない。

顔だ。

完全に顔狙いだ。

「オメーのカオがキニイラネーンダ!ガォン!」

完全敵意むき出しのガォン。

なんとか・・・なんとか!ねー仲良くしよーよー!!!

なんて思っているがガォンはとまらない。

ワタリももう完全に恐怖の中。

その刹那

熱っ!

痛いとかじゃなく熱っ!だった。

あ、腕。

バスタオルで安心していた部分。

バスタオルがほどけてワタリの腕が見えた。

「チャンス!」

ガォンがそう思ったかどうか。

腕といってもロンTとパーカーを着ている。

でもそこにガブリ。ガブリエル。

熱っ。

ってなった。ドクンドクンとワタリの鼓動が速くなる。

「ノーマネーでフィニッシュです」

ワタリの中の吉田栄作が言った。

栄作「赤ちゃんと動物にはモテるの称号、剥奪です」

ワタリ「え?そんな!赤ちゃんにはモテるってなると変だよ!きっと語弊があるよ!」

栄作「でも噛まれてますから」

敗退。完全なる。

ガォンの部屋を出て、腕の確認。

やられた。がっつりと。

ワタリの腕にはガブリエルの跡。

「令和に犬に噛まれるやつ」

新しい称号。

その紋章のようについたガブリエルの跡。

チャリを盗まれ、犬に噛まれる。

まもなく本厄が終わります。

実は今日もガォンに逢います。

さて、今日はどうか?

なんてことをやってる年末です。

大晦日は大掃除して、ガォンと友達にあって、夜はお蕎麦食べて新年を迎える予定です。


ワタリのワークショップ「ワタリーショップ」は都内で定期開催。
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ABOUTこの記事をかいた人

即興遊戯者/インプロバイザー・渡猛(Takehi Watari) 奄美大島生まれ兵庫県育ち。 即興芝居×即興コメディ=即興エンターテイメント集団「ロクディム」共同主宰。 即興で演じ、歌い、踊る1人芝居ライブ「ヒトリワタリ」を全国展開中。 ブロードウェイで最もロングランした1人芝居「Defending The Caveman」を初アジアバージョンとしてハリウッドキャスティングディレクター奈良橋陽子監修のもと、2年間公演を行い好評を得る。 即興(インプロ)ワークショップ「ワタリーショップ」を都内で定期開催。 大学や企業でも即興ワークショップを通して「この瞬間を目一杯感じて、自分を愛し、無我夢中に遊びあい、交ざりあい、笑いあう人間関係を育む場」を提供している。 京都精華大学非常勤講師。