正見するための振り返り

20191212(水) の出来事から。

ロクディムで集まって打ち合わせ&稽古でした。

最近はいろいろな現場で現地集合することが多く、実際に会ってるんだけど、そのときは現場でのあれこれが忙しく。

じっくり話す時間はなかったなぁと実感した時間でした。

くだらない話も、ピリッとする話も出て、午前から夕方まで濃厚でした。

ワタリの中で良かったのは、先日の学校ライブ時の振り返りができたこと。

ライブの最後のほうで、 ワタリがシーンをつなぐためのアイデアを、ヒロシが完全にキャンセルする形で関わってきたと感じたことを

「あれはなんだったの?」と聞いた。

「ああ、あれはキャンセルというか、もう1つの視点の提案だった」

というようなことをヒロシ先生はおっしゃった。

思わず笑うほどの衝撃だった。

もうライブの時間もいっぱいいっぱいなのに、あそこで違う解釈の提案・・・だと?

もうとんでもねーなって思う。 面白いじゃないかと。だったらやはりあの時の衝動に従って

「僕の提案でも良いじゃんね!どっちが良い?」

くらいのことを言っても良かったかもしれない。良いかはやってみないと分からないけど、そういう道があったんだと思えることが大事。

そして、時間がいっぱいいっぱいだから、そこで我が身を引いたワタリも良かったんだと思う。

真実はワタリが思っていたことと、全然違う。

キャンセルされたと感じたとき、ワタリの中のヒロシは

「ああ、なんでそんな感じなんだよ。正当化になってないよ。子供たちも分かってないよ。だから否定してでも違うアイデアでいったろ」

くらいの感じなんだと思っていた。

でも全然違った。

すごく小さいことかもしれない。でもこの確認するっていうのがとっても大事なんだと思う。

相手は全然違う感覚。

だからいろいろ疑問に思ったことは聞いたほうがいい。

自分の思っていることと全く同じなんてことはそうそうにない。

だから確認するのが基本くらいに思ったほうがいい。

でも頭の中で

もし相手が自分の思い通りだったらば、傷つくし、きっとムカついちゃうし、喧嘩しゃうだろう

なんて思ってしまってなかなか確認するのが難しいことがある。

でもそれでもいいんだ。ムカついて良し。ムカつけるって大事だ。

全部が全部確認するのが正義っていうわけでなく、自分がこじれたり、囚われたりしてしまったら、そこは確認するのは大事だ。

それがなくなったら、相手をまっすぐに見れなくなるから。

そしてそういうのって、積み重なるから。

で、気づいたらもう自分では変えられない感じになるから。

で、そのころには相手に無関心になる理由が山のようにあるから。

ムカつけるうちにたくさんぶつかったほうが良い。

その関わりをしていったら、ムカついたこともたいしたことなく、簡単に聞けるようになる。少しの勇気でいける。

だから、違和感を大事にする。

そして関わる。

仏教用語でもある「正見」の境地にいきたか。

正しく真実を見ること。

それは相手と生で呼応する即興には必要不可欠のものとワタリは思う。

そのために「振り返り」っていうのはある。 自分の意見を主張するためじゃない。

「傾聴」も「正見」も一生かけて取り組んでいくものだろう。

またそこで見える自分の癖の発見、それ自体がまた大変だけど楽しい。

楽しくないときは、やめたほうが良いだろうなぁなんて思う。

こういう振り返りはだいぶんチームの中でできるようになっていると思う。

それは、諦めず勇気もって向き合った積み重ねの証のようだ。

もちろんまだまだなのだけど。

そんなことを感じたり考えたりするロクディムの稽古。

たくさんのことを体験するし、学んでいるし、遊んでいる。

そんなロクディム。

今日と明日の2日間。今年最後の単独ライブが始まる。

またどんな体験をするのか楽しみだ。

あいも変わらず愛目一杯にまいります。

そして、このライブから、いつもよりもたくさんのことを見つめて、考えて、より命が輝くように工夫していこう。

そんなことをわりかし真面目に考えてます。

でも今日の夜は思いっきり食べて飲んで笑っての真剣不真面目ライブですよ。

まだお席あるようなので、飛び込みでもどうぞ!まってます!


渡猛が共同主宰する即興チーム「ロクディム」の東京単独ライブ!

「第17回 ロクディム東京単独ライブ『浅草六笑』」

12月14(土)-15(日)に開幕!

席もだんだんと埋まってきております!

詳細&ご予約は以下より。

「第17回 ロクディム東京単独ライブ『浅草六笑』

ワタリのワークショップ「ワタリーショップ」は都内で定期開催。
情報はこのブログ、またはメルマガで配信していきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

即興遊戯者/インプロバイザー・渡猛(Takehi Watari) 奄美大島生まれ兵庫県育ち。 即興芝居×即興コメディ=即興エンターテイメント集団「ロクディム」共同主宰。 即興で演じ、歌い、踊る1人芝居ライブ「ヒトリワタリ」を全国展開中。 ブロードウェイで最もロングランした1人芝居「Defending The Caveman」を初アジアバージョンとしてハリウッドキャスティングディレクター奈良橋陽子監修のもと、2年間公演を行い好評を得る。 即興(インプロ)ワークショップ「ワタリーショップ」を都内で定期開催。 大学や企業でも即興ワークショップを通して「この瞬間を目一杯感じて、自分を愛し、無我夢中に遊びあい、交ざりあい、笑いあう人間関係を育む場」を提供している。 京都精華大学非常勤講師。