【W.Sブログ】ビュリダンのロバ

左右に分かれた道の真ん中にロバがいる。

それぞれの道に、ロバから同じ距離に同じ質量の干し草を置く。

ロバはどっちに行っていいか分からなくて迷って動けなくなり、餓死する。

という話しがある。

どっちに行けばいいのか?本当はどっちでもいいのに。

なんだか決めることがとっても難しい。

じゃあ、どうやって決めるのか?

「なんとなくあっちが好きかも」っていうくらいの気持ちで一歩だけ足を出せたらいい。

そしたらもうそっちに進むことになる。その一歩が大事。

やり直したっていい。でもまず進むこと。

どうあったって本当はいいんだ。

またどうあったって良いって思える自分にすることもできるんだ。

だから、なんとなくでも良いからその一歩を気楽に出せるように、

自分で「無責任」だったり「遊びゴコロ」だったり「悪意」だったり「適当」だったり、なんでもいいけど、自分の心を軽くしてふっと一歩踏み出せる魔法の言葉をもっていると良いかもしれないね。

という話にワークショップになった。

調べたらそれは「ビュリダンのロバ」という心理学のたとえ話だった。

即興のワークで「ああしようかな?どれがいいかな?どれが1番で、正しいのかな?どれが答えなのかな?」と参加者が迷うことがある。

自分で選ぶんでなく、

「決めないと・・」とか「正しいことを・・」という自分軸じゃない状態になると

とたんに囚われてしまう。

自分で決定するということが「死ぬ」ことよりもしんどいと思っている人がいる。

そういう時に

サイコロとか、棒が倒れた方向へ。

という先人の知恵があるんだろうね。

「死ぬわけないじゃん。大丈夫だよ!」

という根性論や精神論でなく

そういう自分の中のサイコロみたいなものをもっているともうちょっと楽になれるかな?と思う。


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ABOUTこの記事をかいた人

即興遊戯者/インプロバイザー・渡猛(Takehi Watari) 奄美大島生まれ兵庫県育ち。 即興芝居×即興コメディ=即興エンターテイメント集団「ロクディム」共同主宰。 即興で演じ、歌い、踊る1人芝居ライブ「ヒトリワタリ」を全国展開中。 ブロードウェイで最もロングランした1人芝居「Defending The Caveman」を初アジアバージョンとしてハリウッドキャスティングディレクター奈良橋陽子監修のもと、2年間公演を行い好評を得る。 即興(インプロ)ワークショップ「ワタリーショップ」を都内で定期開催。 大学や企業でも即興ワークショップを通して「この瞬間を目一杯感じて、自分を愛し、無我夢中に遊びあい、交ざりあい、笑いあう人間関係を育む場」を提供している。 京都精華大学非常勤講師。