【ワタリの雑談】携帯に続き、ブレスレットが1人旅

「あれ?ブレスレットがない?」

と気づいたのはワークショップが終わって皆と談笑していた時だった。

2ヶ月くらい前、自分へのご褒美に買った革のブレスレット。

そもそも今日つけていたのかどうかすら思い出せない始末だったので、とにかく慌てず家に帰ってから確認することに。

したら、、、ないの!ねぇないの!

ということで正式に慌てることに。

家中探す。ない。

その日の自分の行動を思いだす。

お昼にラーメンを食べにいった。

すぐに家を出て、携帯のライトを点灯させてゆっくりその道を歩く。

ない。しかも雨が降ってきた。

びしょ濡れになって帰る。

あの子もびしょ濡れになっているかもしれない!

そんなことを思うといても立ってもいられない。

でも今日はどうしようもない。

明日・・また探そう。

もしかしたら引っ越しの支度をしてて、しっちゃかめっちゃかになっている部屋の中から出てくるかも知れないし。

次の日。

引っ越しの支度をしつつ、やはり家の中にはないことがわかり、かつ諦められないので、また外に出て、少しの時間だけ探索する。

昨日の自分の軌跡をたどる。

昨日はラーメンを食べたあと、いったん家に戻り、夕方に新しい家の鍵を不動産から受け取るために電車に乗った。

チャリで15分くらい走ったところにある駅から乗った。

その道で落としたのかもしれない。

その道を再びチャリでゆっくりいく。

探しつつ、思いを馳せる。

先日は携帯をなくしたんです。新幹線の中で。

なくなる直前、ワタリは

「新しい携帯」のことを考えていた。

それに嫉妬した携帯がワタリの手からダイブしたに違いない。

なんて冗談を言っていた。

携帯は博多まで1人旅をいるのを発見され、戻ってきた。

そして今回。

なんとブレスレットがなくなる直前。

「もう1つブレスレット欲しいな〜」って考えていたのです。

もうこうなると冗談じゃない。

「あら?他のブレスレットのこと考えてるなんて失礼しちゃう。サヨナラ」

ワタリの腕からダイブ。

そうなのかもなぁ〜なんて反省していたらもう駅付近。

やはり、ない。

これはもうダメかもしれないな・・。

なんて思いつつ、いちおう昨日も駐輪した駅の近くの駐輪場へいった。

そこで整備しているおじさんに

「あの・・・」

「はい」

「昨日、革のブレスレットって落ちてませんでしたか?」

「ブレスレット?ん〜どうだろうなぁ」

「ないですかね?」

「もしね、落ちていたとしたら、隣の壁に全部引っ掛けてるから見てみて」

「あ、わかりました〜」

とぼとぼ隣に移動する。

いくと、ベニヤの板が立てかけられていて、そこにフックがたくさんついていて、そこに落とし物がたくさんかかっていたあった!え?あった!!!

なんと。

ワタリの革のブレスレットが当たり前のようにそこにかけられていた。

「おお!あった!ありました!!」

と、思わず声がでる。

「おお〜良かったね」

と、おじさんも喜ぶ。

「うわ〜すごい!」

携帯の時はもうすぐに自分が落としたことが分かったのだけど、今回は見当もつかなかった。

だからこそ余計に奇跡を感じました。

また再びワタリの腕に。

「どうせまた他のブレスレットのこと考えるんでしょ」

なんて拗ねているブレスレットに

「違うの。君がハズレやすいから、それを支えるようのブレスレットを探していたの」

と教えました。

「そうなんだ。でも、そんなの知らないもの。伝えてくれないと分かんないから」

なるほどね。伝えないと伝わらないね。

たくさんのものとお別れしている引っ越しの最中。

意図して捨てるもの。残すもの。

意図せずなくなるものと、戻ってくるもの。

そこにもなんだか意味がある気がします。

必要なものが必要なだけ、一緒にいるのかもしれません。

いつかは別れがくる。

だから、その間、感謝して使おうと思います。

だから、自分の好きなものがいいよね。

発見した直後のワタリ。

関係ないけど発見した直後のワタリの30年後。


ワタリのワークショップ「ワタリーショップ」は都内で定期開催。
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ABOUTこの記事をかいた人

渡 猛

即興エンターテイメント集団「ロクディム」共同主宰。 即興で演じ、歌い、踊る1人芝居ライブ「ヒトリワタリ」を3年半毎月開催。vol.41を経て全国展開中。 自身が主催する即興ワークショップ「ワタリーショップ」を都内で定期開催。他、日本中の大学や企業でも即興ワークショップを通して「今の自分に気づき、見て、大事にする」「他者と失敗を笑い飛ばしながら、喜びの中で関わる」即興体験を提供している。