【ワタリの雑談】失望という名の思考停止

20190722(日)

選挙の日。

選挙に興味がわいたのはいつだったか。

じつにここ数年なんじゃなかろうか。

今までは

「そもそも国が興味を持たせないようにしてるじゃないか?」

とか、

「全然今の政治に魅力を感じない」

っていうことで、自分から取りに行かなかった。

また取りに行っても本当にわかりにくくてすぐに諦めてしまう。

でもある時に思った。

こんなに大事なことを、ずっとわかりにくいようにしているのはおかしいと。

学校の授業でもそうとうに昔のことをしっかりやるのに、現代になった時には時間がないとかなんとかで、たいして教えてくれなかったりするのって、おかしいと。

これは、よほど興味を持ってほしくないに違いない。

関心をもって興味をもって関わられたら、困る人たちが政治を動かしているに違いない。

そんなことを勝手に思うようになって、なんとか調べたり、関心をもつようになった。

知らない間に支配されている。

ちゃんと自分から取りにいかないと、知らない間に奴隷と化してしまう。

そうやってアンテナを作るといろんな情報が入ってくる。

また、なんとかしようと頑張っている人の存在を知る。

その人達の活動のおかげで、少しずつ、本当に少しずつだけど、良いようには向かっていると思う。

でもこのスピードじゃダメなんだろうなっていうふうにも思う。

今の子供たちが大人になってその子供たちの時代くらいで少しだけ表面化するんじゃないか?と思う。

でも、そうなった時には本当に遅いのかもしれないと、まだまだ知識の浅いワタリは漠然と不安になったりもする。

でもとにかく自分のやれることをやり、ときには声に出していかないといけないってとくに今回思った。

近くにいる人すら

「どうせ変わらないんでしょ?だから選挙いかない」

という発想で止まっていることに驚いたからだ。

それはショックに近い感覚だった。

ワタリと同年代の人も、親世代も10代も

「どうせ変わらない」

と失望という名の思考停止状態になっている人は多い。

ああ、そうなんだなと。

近くにいる人ですらこんなに温度差があるんだから、そらそうだよねと。

だったら自分のやれる範囲で、声に出すことをしていかないとって感じた。

幸い、昔よりもわかりやすくまとめてくれたりしている記事があったりする。

だから政治にたいしてワタリよりも思考停止している人に何か伝えることはできるかもしれない。

今回のショックはとっても良いショックだった。

「何か伝えることができる」って思えたから。

そうすると「教える」ことができる。

教えることができるとより詳しくなる。

あることについてとっても吸収したかったら教えること。

教えることが1番吸収できる。

もちろん、そういうことを言い合える関係の人とっていう話だけど。

そんなことを思いながら、選挙にいった。

Photo by Element5 Digital on Unsplash


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ABOUTこの記事をかいた人

即興遊戯者/インプロバイザー・渡猛(Takehi Watari) 奄美大島生まれ兵庫県育ち。 即興芝居×即興コメディ=即興エンターテイメント集団「ロクディム」共同主宰。 即興で演じ、歌い、踊る1人芝居ライブ「ヒトリワタリ」を全国展開中。 ブロードウェイで最もロングランした1人芝居「Defending The Caveman」を初アジアバージョンとしてハリウッドキャスティングディレクター奈良橋陽子監修のもと、2年間公演を行い好評を得る。 即興(インプロ)ワークショップ「ワタリーショップ」を都内で定期開催。 大学や企業でも即興ワークショップを通して「この瞬間を目一杯感じて、自分を愛し、無我夢中に遊びあい、交ざりあい、笑いあう人間関係を育む場」を提供している。 京都精華大学非常勤講師。