【ワタリの雑談】ドン引きするという経験

20190329(金)

つね日頃、「受け入れる」「のっかる」ということを生業にしているワタリ。

なので、なにかあって「ひく」ということはなかなかないんです。

器が大きい。なんでも受け止めてくれる。

人からの、そういう評価が好きだったりします。

同じくまったく「ひく」ことを知らない友達と、

なんで皆簡単に「ひく」んだろうね?

なんて話をしたことがあります。

それくらい「ひきしらず」

が、この日、3月29日。

ロクディムのミーティング時。

その時はやってきました。

ミーティングでは、

今年のライブのこと。

個人のこと。

どうやって進めていくか?などなど。

色々な話をしていく中で、

カタヨセヒロシくんが唐突に言ったのです。

ヒロシ「あ、そうだ」

ワタリ「ん?」

ヒロシ「あのさ、僕、○○さん(ワタリの元カノ。いまは疎遠)と連絡とっていて」

ワタリ「ん?」

小田篤史、りょーちんもいます。

でも、とっても静かな空間になります。

ワタリは、ただただ、急に言い放ったヒロシを見つめます。

やっとの思いで声を出すワタリ。

「・・え?○○さん?」

カタヨセヒロシくんだけ何も変わらない、いつもの顔で続けます。

ヒロシ「うん。○○さん。彼女がいまやっていることが、僕のやりたいことと繋がっていて、そこでライブなんてやれたら良いね~ってなって、じゃあ何か一緒にできたら~って話になったんだ」

この時、ワタリはどんな顔をしていたのか?

目はカタヨセヒロシを見ていて、とにかく人として「話を聞いている」という姿勢をとってはいたはずです。

が、心は

ものすごい勢いで、ここじゃないどこかへ。

あまりにも慣れていないこの感覚に戸惑っている時間がどれくらい流れたのか、わかりません。

次に入ってきたのは、小田篤史の言葉でした。

「で、たけしくんはどんな気持ちなの?」

その言葉をきっかけに思考がまわり

気がついたら口にしていたのが

「ものすごい引いてる」

でした。

そうかと。これが「ひく」っていうことなのかと。

とつてもなく流されて、沖までひいてしまって、陸に戻れない。

こういう感覚。

これが「ひく」。

いや、実際ぜんぜん良いはずだし、ヒロシは自分でもびっくりするくらい、

ドン引きしている。

「引いてる」

と言葉に出て、皆が爆笑して少し陸に戻って来る感覚。

そして、その空気を察して、ヒロシが「すまんかった!」とまたユーモアたっぷりに謝る。

こうしてまた日常に戻っていく。

引く。

完全コントロール外。

自分でも理解できないものなんだと知る40歳の春。


【オーディションWS情報】ロクディム共同主宰、渡猛がプロデュースする「マツリワタリ2019」とは?

2019.04.28

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ABOUTこの記事をかいた人

即興遊戯者/インプロバイザー・渡猛(Takehi Watari) 奄美大島生まれ兵庫県育ち。 即興芝居×即興コメディ=即興エンターテイメント集団「ロクディム」共同主宰。 即興で演じ、歌い、踊る1人芝居ライブ「ヒトリワタリ」を全国展開中。 ブロードウェイで最もロングランした1人芝居「Defending The Caveman」を初アジアバージョンとしてハリウッドキャスティングディレクター奈良橋陽子監修のもと、2年間公演を行い好評を得る。 即興(インプロ)ワークショップ「ワタリーショップ」を都内で定期開催。 大学や企業でも即興ワークショップを通して「この瞬間を目一杯感じて、自分を愛し、無我夢中に遊びあい、交ざりあい、笑いあう人間関係を育む場」を提供している。 京都精華大学非常勤講師。