【映画感想記】「素敵なダイナマイトスキャンダル」鑑賞 ※ネタバレあり

映画「素敵なダイナマイトスキャンダル」鑑賞。

この記事はネタばれをじゃっかん含みます。
いかなる映画もネタばれしたくない方は華麗なるスルーを!
あらすじ
小学校1年生のときに実の母が不倫相手である自分の友人とダイナマイトで心中をしたという経験を持つ著者が、職を転々としながら写真家の荒木経惟とのコンビで1970年代から1980年代にかけて席巻した写真誌『ウイークエンド・スーパー』『写真時代』といった雑誌の編集長となっていくまでの半生が描かれている

もうこのあらすじが全て。

元白夜書房取締役編集局長である末井昭(すえい あきら)さんの半生を映画化。

どんな人生なん?!ってくらいもうとんでもないんですね。

母が不倫相手とダイナマイトで心中。

その業があるからか、それを受け止められるほどの器があったからか、末井さんは、とんでもないパワーの持ち主。

完全に狂っているなぁと何度も思いました。

また末井さんを演じる柄本佑もやっぱり良い味を出している。

そして本当は柄本明によく似ている。

芝居の質も似ているな~って思う。そらそうだよなって思う。でも2番煎じな感じでなくちゃんと自分としてやっている感じがするから素敵。

映画は面白い。ただ長い映画。

末井さんの人生が面白すぎて、映画一本ではどうにもまとめきれなかった感にも感じる。

デザインの面白さとか、生きるチカラとか、女性の怖さとか色々。てんこ盛り。

また末井さんが裸に絵の具を塗って発狂しながら、繁華街をダッシュするシーンがあるんだけど

そんなことを受容(してないかもだけど少なくとも今よりも)している時代っていうことも感じた。

「君はどう生きるのか?」を喫茶店で激しく議論するのがブームみたいな時代。

1970年代から1980年代の日本も感じられる。

あとは、もう・・お母さんの人生も間違いなく映画になるよなぁと。

母が、心中する手前で、寝ている息子の頭をなでるシーンや、心中直前の太陽が昇ってくるのを見るシーン。

お母さん役を演じている尾野真千子さんの美しいカットが焼き付いている。


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ABOUTこの記事をかいた人

即興遊戯者/インプロバイザー・渡猛(Takehi Watari) 奄美大島生まれ兵庫県育ち。 即興芝居×即興コメディ=即興エンターテイメント集団「ロクディム」共同主宰。 即興で演じ、歌い、踊る1人芝居ライブ「ヒトリワタリ」を全国展開中。 ブロードウェイで最もロングランした1人芝居「Defending The Caveman」を初アジアバージョンとしてハリウッドキャスティングディレクター奈良橋陽子監修のもと、2年間公演を行い好評を得る。 即興(インプロ)ワークショップ「ワタリーショップ」を都内で定期開催。 大学や企業でも即興ワークショップを通して「この瞬間を目一杯感じて、自分を愛し、無我夢中に遊びあい、交ざりあい、笑いあう人間関係を育む場」を提供している。 京都精華大学非常勤講師。