告白

20190317(日)

この日はperformanceワークショップ。

1人の参加者が

「今日お話したいことがあるんですけど、お時間大丈夫ですか?」

と聞いてきた。

相談したいことがあるという。

お昼の時間を使って話を聞くことにした。

彼はものすごい緊張した面持ちで

「あの・・僕はワタリさんをとっても尊敬しています・・・ワタリさんみたいになりたいと思っています」

という告白にも似たものだった。

いや、告白だった。

告白という文化とは完全に無縁の学生時代を過ごしてきたワタリにとって、目の前で極度の緊張に包まれつつも言葉を紡いでいる男子に戸惑った。

でも必死に隠した。

心の奥のほう

いい男を演じようとしている自分がいた。

「ワークショップの雰囲気がすごい好きで・・そういうふうにしていきたいって思ってて、仕事も4月から終わるし、ワークショップをやっていきたいって思って・・・プレイヤーとしても・・はい」

「雰囲気はどういうところが好きなの?」

「あ・・はい、コーチングだったらズバッていってしまうようなことも、ワタリさんは基本的に相手から出るまでずっと待っていて、その器の大きさが好きです」

「器が大きくなりたいんだね」

「あ・・・そうですね。はい」

性別関係なくこんな告白をされることは、有り難いなぁと思う。

聖人君子でない、欠落人間ワタリ。

でも彼にとってなにか強く響くものがあったんだと。

そして、ワタリも彼のように告白したことがあったことを思い出す。

それはヨガ行者の奈良さんだった。

人を見抜くちから。関わり方。本当にすごいと思った。

なんとか近づきたい。

その想いがつのって堪らず告白。

奈良さんは「ゆっくりやりましょう」と言ってくれた。

その後、本当にゆっくりとしたペースで関わらせてもらっている。

ただ、今思うのは、きっとあの時は、まだ恋に恋してるみたいな感じだったのだと思う。

どうしていいかわからず、告白することがメインみたいな感じになってしまった。

40手前の若気の至り。

なので、最近もっとしっかり関わりたいと思っている。

でもそう思うまでは時間が必要だった。

もしかしたら奈良さんはそこまでわかった上で言ってくれたのかもしれない。

そんなことを想いつつ、ワタリに告白をしてくれた彼にも同じ言葉を言った。

「ゆっくりやりましょう」と。

人との関係も急がず、焦らず。

でもしっかりと築いていきたい。

嬉しい出来事。


【オーディションWS情報】ロクディム共同主宰、渡猛がプロデュースする「マツリワタリ2019」とは?

2019.04.28

ワタリのワークショップ「ワタリーショップ」は都内で定期開催。
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ABOUTこの記事をかいた人

即興遊戯者/インプロバイザー・渡猛(Takehi Watari) 奄美大島生まれ兵庫県育ち。 即興芝居×即興コメディ=即興エンターテイメント集団「ロクディム」共同主宰。 即興で演じ、歌い、踊る1人芝居ライブ「ヒトリワタリ」を全国展開中。 ブロードウェイで最もロングランした1人芝居「Defending The Caveman」を初アジアバージョンとしてハリウッドキャスティングディレクター奈良橋陽子監修のもと、2年間公演を行い好評を得る。 即興(インプロ)ワークショップ「ワタリーショップ」を都内で定期開催。 大学や企業でも即興ワークショップを通して「この瞬間を目一杯感じて、自分を愛し、無我夢中に遊びあい、交ざりあい、笑いあう人間関係を育む場」を提供している。 京都精華大学非常勤講師。