20190305(火)
履いていたジーンズがダメになった。
穴が空いた。股ぐらに。
だいたい股ぐらに穴が空いてお別れがくる。
チャリによく乗るため、サドルと擦れてしまうのが原因なんだと思う。
新しいやつを買いにいく。
最近はコスパの良さから、いつもユニクロのストレッチジーンズ。
でも今回
なぜか、急にたまらなくリーバイスのジーンズが欲しくなった。
ワタリ、ジーンズが好きなんです。
きっかけは中学生のとき、ブラウン管のTVに突如現れたジェームス·ディーン。
「なんや!この憂いは!憂いを秘めまくった顔は!」
リーバイスのCMの彼に夢中になりました。
当時、辛い失恋をして暗黒の中学時代を迎えていたワタリ。
勝手にジェームス・ディーンと自分とを重ね合わせます。
とにかくジェームス・ディーンになりたくて天パの髪をリーゼントにして、ポケットに手をつっこんでうつむき加減に歩き、憂いを秘めた顔で1日を過ごしていました。
なにか不満があるように、物憂げに世界を観ていました。
基本ずっと上目づかいでした。
誰かが話しかけても、上目づかいで、気だるそうに返答します。
「ねぇ」
「・・・うん」
「何してるん?」
「・・・なにも」
「いや、テスト用紙早く後ろにまわしてや」
「・・・・・ごめん」
気だるく世の中を憂う。
理由なき反抗ぐあいも真似たんです。
それが一番格好いいと信じていました。
結果、友達がまったくできませんでした。
そんなジェームス・ディーン。
が、履いているリーバイス。
真似しないわけがありません。
それ以来リーバイスの501に夢中。(あとでジェームス·ディーン自身はLEEを履いていたと知って発狂する)
高校の時はジーンズ自体にこだわって、これは1950代の復刻で〜とか、赤耳が〜、イエローステッチが〜、BIG Eが良い〜とか、どんどんマニアックになっていってました。
しかし、上京してからはお金がなく、そして、ジーンズにたいするこだわりもなくなって、基本安さと動きやすさを重視していました。
だけど、急にきました。熱が。
そうだ。リーバイスを買おう、と。
明治神宮前駅で降りてリーバイスストアへ。
しかし、動きやすさは絶対。
探したらリーバイスでもスキニーがあった。しかも501の!
510とか他のスキニーもはいたけど、501が一番ラクで伸びて、履き心地が良かった。
もちろんユニクロだって良いです。
違いだって細かい部分なのかもしれません。
でも、気持ちが・・気持ちが全然違う。
テンションが上がっていたのでしょう。
そのままベルトも購入しました。
今使っているベルト、ワタリが太っていた数年前に購入し、痩せるたびに穴をあけて使っていたんです。
気に入っていたので、買い換えるっていう発想が全くなく。
でも痩せたためベルト自体が長くなってしまい、余った部分がベローンって垂れてしまうので、毎回、しっぽをグルって巻き込むようにベルトに挟んでいたんです。
リーバイス501でテンションあがったワタリ。
そうだ。ベルトも買おうと決断。
実際に装着してみると、スッと胸がスッキりする感覚。
その時「あ、これって結構ストレスだったんだな」って実感。
普段身に着けているものが、実はストレスになっているってことがある。
日常になっているから、気づいてない。
ストレスなのに、習慣だからそれに慣れてしまっている。
今回新しくベルトを試したことによって分かった。
いままで使っていたベルトはストレスだったということ。
ストレスだよ〜っていう身体からの声を無視していたこと。
それが自分にご褒美をあげた瞬間に聞こえてくる。
ストレスがなくなり、501も手にはいり、ご満悦。
普段自分が使っているものや、着ているもの。
それが身体にとって、嬉しいかどうかを確認する。
可能であれば、自分にあったものや、自分が喜ぶものに。
そして、それが分かるために、ストレスがあったと考えると、ストレスも悪いもんではない。
ジェームス・ディーンとして過ごした中学時代があったからこそ、憂いよりも笑顔が良いって気づけたし!
友達がいてワイワイしたほうが好き。
ありがとう。ジェームス・ディーン。
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