【WSブログ】気に病まず確認すること。そして「成りたい自分に成る」習慣をつける。

20190304(月)

Basicワークショップ。

初参加の人がいた。

しかし仕事の都合なのか、遅れてくるということだった。

初めてで、途中参加というのは、ワタリにとってなかなか難しかったりする。

その人の「感じ」で大きく変わるけど、即興の何にたいしてアンテナがあってくるのかで説明が必要だったり、またワタリのワークショップで大事にしていることを届けたりする必要があるかもしれない。

すでにワークショップが始まってる流れでそれをするのが難しい。

今回はどうかな?なんて思っていたら

ワークショップ途中で、真顔のおじさんがきた。

もうワークが始まってワイワイしている中っていうのもあり、深妙な面持ちで入ってきた。

近づいていって、軽く挨拶するも、基本的には真顔。

「なんできたの?」「即興っていうのは」なんて話しをあんまりここでこの状態で話し込んでも仕方ないなと判断して、ワークに参加してもらった。

2人組になって、実際に即興芝居を体験してもらった。

そしたらまたたく間に爆笑している。

とてつもないギャップ。

人は本当に分からない。

真顔は真顔の理由はあるだろうけど、こっちがその顔を気にして「気に病まない」ことだなって思う。

ライブをしてても、お客さんで終始腕を組んでムスっとした顔で観ている人がいる。

「そうとう面白くないんだな〜むしろ怒ってるのかな〜?」って感じながらライブが終わって、

「ありがとうございました」とお礼を言うと

ムスっとしたままで

「めっちゃくちゃ面白かったです」

という人もいる。

え~~~!!!どんな〜〜〜?

って思うけど、そういう顔なんだと思う。

だから見た目だけで判断せず、確認するって大事だと。

その日のワークショップも、一組ずつやったときに、参加者から「どうしても相手のことを伺ってしまう」という人がいた。

それを言っている時のその人の顔は困ったようでもあり、ニコニコもしていた。

「その人の中でどうなっているのか?」を確認する。

ワタリが「その伺っている時の自分は楽しいの?」ってきく。

したら「辛いです」という。

やった~!なんて盛り上がる。そのコアな部分に触れられたこと。またコアな部分を話してくれたことが嬉しかった。

なかなか分からない。伝わらないことがある。誤解も多々ある。

それが当たり前。それが基本。

だから、わかり合おうと関わる。

それに呼応してくれることが嬉しい。

そして

「伺う自分をどうするのか?」

それは本当に真剣に考えていかないといけないという話しをした。

「伺ってしまう」のは長年やってきたことなので、癖化している。

その癖をどう取っていくのか。

エクササイズで、伺わない、伺えないものを用意するとこも大事。

また、なによりも自分でその癖に気づき、意識的に変えられるところを変えていけたら良いなとも思う。

どういうことかというと、

昔犬に噛まれたことがあると、犬を見た途端に汗が出て、心臓がバクバクする。その結果逃げる。

これを意識的に変えられるところは「逃げる」

だからこの逃げるところを変えていこう。

「10秒は犬を見つみてみる」「次は20秒」

そうやって「意識から無意識の反応」を教育するという方法。

だから自分が人に対してお伺いを立てるモードになった時、今とっている行動を変えてみるのは良いかもしれない。

時間をかけて習慣をつけていく。

だから時間がかかる。

もちろん「そうなりたい」という情熱が下支えしている状態で。

新しい人も含めて爆笑する時間が多いワークとなった。

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ワタリのワークショップ「ワタリーショップ」は都内で定期開催。
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ABOUTこの記事をかいた人

即興遊戯者/インプロバイザー・渡猛(Takehi Watari) 奄美大島生まれ兵庫県育ち。 即興芝居×即興コメディ=即興エンターテイメント集団「ロクディム」共同主宰。 即興で演じ、歌い、踊る1人芝居ライブ「ヒトリワタリ」を全国展開中。 ブロードウェイで最もロングランした1人芝居「Defending The Caveman」を初アジアバージョンとしてハリウッドキャスティングディレクター奈良橋陽子監修のもと、2年間公演を行い好評を得る。 即興(インプロ)ワークショップ「ワタリーショップ」を都内で定期開催。 大学や企業でも即興ワークショップを通して「この瞬間を目一杯感じて、自分を愛し、無我夢中に遊びあい、交ざりあい、笑いあう人間関係を育む場」を提供している。 京都精華大学非常勤講師。