【WSブログ】覚悟して飛び込んでいけてるんか?いきたいんか?

20190303

Performanceワークショップ。

この日は少人数でワーク。

軽くウォーミングアップしたあと、観ている人がいる状況で、即興のシーンを2人で作っていく。

時間も90秒でやっていく。

この90秒でやっていくというものは、ワタリのワークショップでは良くやる。

90秒でシーンをもとめるというものでなく、90秒たったらシーンが終わる。

細かく観ていくと、シンプルに興味深く90秒やっていくのはなかなかに難しかったりする。

90秒でも相手の言っていることを聞き逃したり、自分で余計なことをしたり、乗り合っていなかったりする。

そんなワークをしていく中で、パフォーマンスしている人の「サイズ」が気になった。

なんだか小さい世界でやっているように感じた。

エネルギーを感じない。たしかにそこにいるんだけど、日常のままでいる。

日常のままっていうのは、普段生活して支障のないエネルギーのこと。

つまり自分本来のエネルギーでなく、日常を生きるのに適していたり、慣れているエネルギーでやっている。

それだと、ハムレットは演じられない。

コンビニに行くべきか悩む感じで

「生きるべきか死ぬべきか・・」って言われても、笑えるかもしれないけど、本当には演じられない。

実際ハムレットを演る予定はないけど、Performanceワークショップは

「即興表現で観ている人を惹き付けるには?」がテーマであるので、人に影響を与えるほどのエネルギーは大事だろうと。

大きなエネルギーは、大きな声だしゃ良いのかっていうとそうではなく。

静かでもうるさくても、自分という体を使ってどうやって存在するのか?

そういうことも話ししつつ、やっていく。

その中で、

「自分は本当にどこまでやっていきたいのか?」を突き詰めて考えていたり、覚悟していたり、そのつもりで生きているか?っていうことが大事になってくるという話しに。

特に即興は、その人の根っこにあるものが見えやすい。

もっと多くの人に影響を!

とか、

たくさんの人を楽しませたい!

と言葉でいっていても

実際には体現していなかったりする。

そのビジョンを忘れていたり、思い出してもなかなか「普段の自分を脱する」ことができなかったり。

自分の枠を超えていくことは、技術ではないなぁって思う。

どうすれば?なんて考えていても答えは出てこない。

とにかく、その自分でやる!と覚悟してやる。

それをとにかく体験するワークをしていく。

最終的に、 1人ずつ前に出て、ライブのオープニングのつもりで話していく。

その姿を動画に撮る。

それを見ながら、自分が何を感じているのか?そして見ている人がどう思ったのかをシェアしていく。

後半はさらにハードになっていく。

お客さんで観ていて、5000円払った設定で見る。

がっかりしたら出ていく。

20秒もったら良いねということで、始める。

これが良かった。5秒で終わることもある。

心から成りたい自分でトライしているのか?

どんな自分で立っているのか?

そこを知っていないと、意味がない。

その自分じゃないのに、技術を身につけてもそれは誤魔化しでしかない。

3時間弱。それに費やす。

きっと、こっちからリードしたり追い込んだりしていけば、枠が外れて、あの時ある程度いくんだろう。

でもそんなのは応急処置。

なんか皆も盛り上がって良い自分になった!なんて勘違い。

1番厳しいこと。

自分でみて、自分で気づいて、自分で変えていく。

覚悟する。

枠を外す方法を探しているうちは一生かかっても分からないだろう。

とにかくステージに立つっていうことはどういうことなのか?を体験して、自分で考えたり、検証したりする。

そんなハードなワークを

参加者が悲鳴をあげつつもチャレンジしていけたのが、個人的には嬉しかった。

Performanceワークショップらしいワークとなった。

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ワタリのワークショップ「ワタリーショップ」は都内で定期開催。
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ABOUTこの記事をかいた人

渡 猛

即興エンターテイメント集団「ロクディム」共同主宰。 即興で演じ、歌い、踊る1人芝居ライブ「ヒトリワタリ」を3年半毎月開催。vol.41を経て全国展開中。 自身が主催する即興ワークショップ「ワタリーショップ」を都内で定期開催。他、日本中の大学や企業でも即興ワークショップを通して「今の自分に気づき、見て、大事にする」「他者と失敗を笑い飛ばしながら、喜びの中で関わる」即興体験を提供している。