成りたい自分になる方法

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もう10年以上の付き合いとなり、家族づきあいもある友達・依田。

去年の夏ごろ。依田含め複数人と一緒に飲んでいて、依田の話になった。

「依田もっとやれるだろう」的な話。

音楽が好きで歌うことが好きで、先日自分で収録できる機器を買ったのに「買って満足」という状態になっていた。

本人の基質からか、なかなか腰が重い。また何をどうして良いかわからない感じだった。

そこでワタリが提案。

「今日から毎日1ヶ月間休むことなく、即興曲をアカペラでも良いから歌う。それをYouTubeにアップする」

皆からのプッシュもあり、断れない状況に。

依田は「やる」と言った。

またもし一日でもやれない日があったら

「地元の公園のド真ん中でお尻を出して、妻と実の父に肛門に指を入れられる。その様子を動画にとってYouTubeにアップする」

という罰ゲームを作った。

なんとも下品な罰。

でもそれくらいの危機感を持たないとやらないだろうという気持ちの現れ。

そして、依田は知っていた。

もし一日でもアップしなければ、ワタリという人間はこの罰を本当に実行するだろうということを。

そこから彼はどんな日も即興曲を歌い続けアップし続けた。

さらに「アップした動画の合計アクセスが800にいかなかったらそれも罰ゲームの対象とする」というルールを追加した。

必死に歌い、アップし、宣伝した。

妻もお父さんも必死に叱咤した。完全に巻き込まれているからだ。

一ヶ月後。彼は成し遂げた。

歌を毎日アップし、800アクセスも簡単に達成した。

最後のほうは「終わりたくない」みたいな発言をしていた。

そこでワタリは次の指令を出す。

「今まで歌った中でいいやつを見繕って、曲を整えてアルバムを作ること」

期限は今年度とした。

「わかった」と依田は即答。

最初の戸惑いはもうなかった。

それからしばらく経ったある日のこと。

依田から連絡がきた。

「アルバムに入れる予定の曲のうちの2曲をワタちゃんのギターで収録したい」

ということだった。

ワタリも巻き込まれた。でも嬉しい巻き込みだった。

ということで、先日収録をした。

つまりワタリ、ギタリストデビュー!の日。

スタジオで話しながら、色々試す。

何回もやって、依田の歌もいれる。

完全に2人でミュージシャン気取り。

でもその立場になって必死にやるっていう経験はとっても良い。

その立場になって初めて分かることがあるから。

ギターを本気でやってみて、ミュージシャンの凄さを知る。また楽しさも知る。

技術的に難しいことがたくさんある。当たり前だけど。

未熟ながら、今のワタリの精一杯でやる。

半日、時間ギリギリまでやる。

こういう成りたい自分に「なろう」ではなくて「完全に成ったつもりでやり続ける」という経験をどこまでやったか?っていうのは大事と思う。

「成ったつもり」を忘れるまでやったら「成った」になるんだろう。

そういう環境を作り続けるのがコツ。成りたい自分になるいい方法の一つなのかもしれない。

完成するアルバムが楽しみだ。完成しなかったら罰ゲーム。どちらも楽しみだ。


ワタリのワークショップ「ワタリーショップ」は都内で定期開催。
情報はこのブログ、またはメルマガで配信していきます。

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ABOUTこの記事をかいた人

即興遊戯者/インプロバイザー・渡猛(Takehi Watari) 奄美大島生まれ兵庫県育ち。 即興芝居×即興コメディ=即興エンターテイメント集団「ロクディム」共同主宰。 即興で演じ、歌い、踊る1人芝居ライブ「ヒトリワタリ」を全国展開中。 ブロードウェイで最もロングランした1人芝居「Defending The Caveman」を初アジアバージョンとしてハリウッドキャスティングディレクター奈良橋陽子監修のもと、2年間公演を行い好評を得る。 即興(インプロ)ワークショップ「ワタリーショップ」を都内で定期開催。 大学や企業でも即興ワークショップを通して「この瞬間を目一杯感じて、自分を愛し、無我夢中に遊びあい、交ざりあい、笑いあう人間関係を育む場」を提供している。 京都精華大学非常勤講師。