ロクディムRAINBOW TOUR2018@J:COM ホルトホール大分初日

20181122(木)

ホルトホール入り。

スタッフの方に挨拶。もろもろ確認しながら仕込みを始める。

RAINBOW TOUR2018最後の地、大分。

劇場にも慣れてきて、タイムテーブル通りに進んでいく。

「これで気持ちよく本番を迎えられる」

という心が生んだのか、このツアーで初めての痛恨のミス。

ライブの最後にドーンと落とす紙テープを仕込んでいって、最後上に吊る段階になった時、

ドーン!

と落ちてしまった。

それはそれは綺麗に落ちた。

ワタリは悲鳴にも近い声を上げていた。

他の皆は静かに、とっても静かに紙テープを見上げていた。

イチからやり直し。

時間的に休みことができなくなった。

でも誰もめげなかった。

「なにか悪いものを流してくれたんじゃないか?」

照明家の明子さんが言った。

ワタリもそう思った。

またイチから仕込み直した。それと同時に原因の解明もする。じゃないと同じことを繰り返してしまうかもしれないから。なかなか答えはでなかったけど、1つ有力な線をみつけた。ではそうしないように仕込んでいこうって話しになった。

また同じことになったら後がない。失敗するともうこの回のライブは紙テープなしとなる。もしくは早急に新しいアイデアを出す必要がある。

さっき落としした段階まで仕込み。あとは紙テープを天井に吊るすだけになった。

この時に皆の緊張感はおそらくツアーで一番の緊張感だったと思う。

とっても静かでピリッとした空気となった。

静かに紙テープが上にあげっていって、静かに仕込まれた。

拍手が起きた。

無事紙テープは仕込まれた。

そこからはもうあっという間に本番。

200人弱のお客さん。もうほとんど満席。

大分のライブが一番最初に決まっていた。

このライブのことを一番最初に考えていた。

3年目。でも毎年あるなんて思っていない。

とにかく今年で最後!くらいの気持ちで臨もうと皆で言い合った。

その大分ライブがいよいよ始まった。

なんだかすでに感極まるものがあった。

ゲストの大分出身俳優、工藤佑樹丸も今年ロクディムと東京で稽古し続けた仲間。

とにかく一丸となって臨んだ。

今までは素舞台でやっていたホルトホールに山口明子さんの照明と小西真理の音楽が入った。もう違う空間だった。

その中でとにかく全力で即興した。

RAINBOW TOUR2018で一番タッパのある劇場に仕込んだ紙テープも綺麗に落ちた。

「この瞬間を一緒に笑おう」ライブ初日があけた。

ワタリが広報としてワークショップをさせてもらった翔星高等学校の安部先生と生徒が観にきてくれていたことも嬉しかった。

全部が終わって退館して、打ち上げ会場にいくべく歩いているとりょーちんが駆け寄ってきて「○○さんが『今までで一番面白かった。腹から笑った。毎年やりましょう』って声をかけてくれたよ!」ってことを教えてくれた。

それロクディムの今年の大きな原動力になっていた人だった。その人からのその発言はもう··本当に嬉しかった。ヒロシにも伝えたら「そうか・・そうか〜それは泣いちゃうね」なんて言っていた。

打ち上げも今日のライブの振り返り。

でも酔いが回るのがはやい。焼酎・三岳のロックが強かった。

photo by Yuichi Tatsukawa

photo by Yuichi Tatsukawa

ABOUTこの記事をかいた人

渡 猛

即興エンターテイメント集団「ロクディム」共同主宰。 即興で演じ、歌い、踊る1人芝居ライブ「ヒトリワタリ」を3年半毎月開催。vol.41を経て全国展開中。 自身が主催する即興ワークショップ「ワタリーショップ」を都内で定期開催。他、日本中の大学や企業でも即興ワークショップを通して「今の自分に気づき、見て、大事にする」「他者と失敗を笑い飛ばしながら、喜びの中で関わる」即興体験を提供している。