太陽の塔。そしてハゲ?

先日の京都精華大学の次の日、大阪へ。

その日の大阪はとてつもない暑さだった。

37度の日差し。照り返しの温度もあり「暑い」でなく「痛い」だった。

急にきた衝動があった。

太陽の塔がみたい。

幼い頃に行ったということは知っているんだけど、まったく記憶がない。

調べたらなんと実家から40分くらいのところにあった!

もっと遠いイメージだった。

痛い中、見に行った。

まぁとてつもなく良かった。

圧倒的な存在感もあるけど、ユーモアも感じて、それがまた良かった。

お土産コーナーに売ってあるクリアファイルの「人生、即、芸術」という言葉も良かった。

その後は、久しぶりに兵庫の実家に帰った。

19:30過ぎても空はまだ明るかった。

そして暑かった。

TVでは日本のフィリピン化が進んでると言っていた。

地震も台風も豪雨も竜巻も日本に来る。そんな土地。

嘆いていても仕方なく、どう生きるか?を自分で考え具体的に動くって大事だなって考えることもなしに思った。そこらへんが平和ボケかもしれない。

まずは考える時間を作るってところからだ。

バスが最寄りの停留所に着く。

久しぶりの地元。少し感じるノスタルジー。

家族は皆、元気そうだった。

ロクディムのクラウドファンディングを支援もしてもらったのでお礼を言った。

オトンはクラウドファンディングのシステムについて意見があった。話をしていると、ふと父がワタリの頭を見て「··後退してきとるな」と言い放った。

「それはない!絶対に!」

ワタリは真っ向から否定した。

理由なき反抗のジェームス·ディーンのように激しい否定だった。

オトンの意見に真っ向から否定したのはいつだろう?思春期のころだったか?いや··記憶がない。もしかしたら今回が初かもしれない。こんなことに青春を使うことになるなんて··。

髪の毛結んでるからちょっと··もしかしたら少し··日本が徐々にハワイに近づいているくらいのスピードで変化しているかもだけど!そんくらい!

よく分からない妥協をした。大人になった。

「お湯シャンしてるみたいやけど、もっとシャンプー使ったほうがええんやぞ」

どこで得た情報かわからないが、そんなアドバイスもしてくれた。ちなみにオトンは剥げている。

「ハゲてへんやんか」

オカンがワタリの援護に回った。

「ハゲてきてるやないか!」

「なんでやの!ハゲてへんよ!前からこんなんよ!」

これで夫婦喧嘩が始まったら、2ヶ月は凹みそうだったので話を変えた。お腹が空いたと訴えた。そしてハゲたって良いし。ハゲでもかっこいい人いっぱいいるし!

そんなことを思っていたら、目の前に

お好み焼き。焼きそば。寿司が出てきた。

すごいラインナップだ。

焼きそばをゴソッと皿にいれてくるオカンを止めた。

18歳の胃袋ではないし、最近夜食べすぎている。なんて言いながらビールを飲みすぎた。

実家自慢のマッサージチェアを堪能したら少しの間、寝た。

お風呂に入ったあと、オカンと話す。このオカンの話が毎回、ビックリするくらい業に満ちている。オカン自身というかオカンの周りで起こる人間関係がとんでもない。ここで書けるわけもない。

テーマだけ抜き取ると、「お金」「思いやりと確認の欠けたコミュニケーション」「遺恨」うん。テーマだけでもすごい。

ひとしきり聞いて、寝ようってなった時。

弟が買いたてのiPhoneと液晶保護シールを持ってワタリに

「こういうの得意?」と聞いてきた。保護シール貼りね。そんなに得意ではないが、真剣にやってあげた。

今までで一番綺麗に貼れた。そしたら弟が

「ありがとう」

と言った。

弟の「ありがとう」はなかなか聞けないイメージだった。

だから嬉しさひとしお。

良い夜だった。


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ABOUTこの記事をかいた人

渡 猛

即興エンターテイメント集団「ロクディム」共同主宰。 即興で演じ、歌い、踊る1人芝居ライブ「ヒトリワタリ」を3年半毎月開催。vol.41を経て全国展開中。 自身が主催する即興ワークショップ「ワタリーショップ」を都内で定期開催。他、日本中の大学や企業でも即興ワークショップを通して「今の自分に気づき、見て、大事にする」「他者と失敗を笑い飛ばしながら、喜びの中で関わる」即興体験を提供している。